GameProgrammar's Night

ゲームプログラム系の覚え書き

Esenthal Engine についてメモ

Esenthal Engineとは

 最近、話題のゲームエンジン。HPは、http://www.esenthel.com/
 C++で書けて、マルチプラットフォームでわりと安価ということで、緩く調べたメモ

 この辺とかも参照「C++ - Esenthel Engineというゲームエンジンが予想外に面白かったのでメモ - Qiita

作り方とか

  • EsenthalScriptという名前のC++をマクロでラッピングしただけのものを使って作る
    • 上記故にC++のコードを普通に混ぜることが可能
      • そのため、普通にWinAPIとか呼べてしまうので、マルチ展開を考えてるなら注意しなければならない
    • 他のIDE(VS、Xcodeなど)へのExport機能が付いてるのでコードだけ、C++としてIDEで記述できる
  • リソース管理は専用エディタ上で行う
    • リソースの表示確認がすぐ出来るのでとても便利
    • リソースをエディタにインポートするとUIDが割り当てられる
    • リソースはパッキングされるし、エンジンからはUIDでアクセスするので、特に描画・サウンドといったあたりはエディタ登録必須っぽい
    • エンジンの内部利用に関係無いファイルは自前で読むようにすれば、ファイル直・自前のパッキングなどと混在も可能
  • エディタではリソース関係の紐付けを解決したC++ソース・パックファイルを生成。生成されたソースをVSなど各プラットフォームのコンパイラでビルドされて、実行ファイルとパックファイルが出て来る。という仕組みっぽい
  • 差分パッチや、複数のパッキングファイルが作れるかは調査中

値段とか

※ 2014/04/11 値下げしたみたいです

 UE4などの主要ゲームエンジンサブスクリプション化の煽りを受けて、買切だったEsenthal Engineもサブスクリプション化されました。プランは4つ

  • バイナリ提供
    • 無料
    • 月額  11.4ドル
    • 年一括 114ドル
  • ソース提供
    • 年一括 228ドル

ライセンスとか

  • ロイヤリティフリー
  • 無料版は、非営利のみ。リソース数64までの制限あり
  • 有料版は、リソース制限なし。HPにEsenthal Engineロゴとリンク必須

与太

  • APIも比較的自分好み
  • 買切199ドルのままだったら、即決だったんだけどなぁ